episode4
歌、あるいは発声練習をする大きな理由としては、最終的に多くの人の前で歌ってみたい、ということがあると思います。
しかし、部屋で一人で歌うのと大勢の前で歌うのでは気持ちが随分違いますよね。
ほとんどの人は、ステージで歌うとなると、とても緊張してしまうのではないでしょうか。
歌うということは、気持ちを解放させるということです。
喜怒哀楽を、歌詞とメロディーに乗せて表現するのは大変なことです。
普段ボイストレーニングに熱心に取り組んでいる人でも、ライブのステージでは頭が真っ白になってしまい、練習の時に気をつけている細かなことに一切気配りできなかった、というケースは多いのです。
しかし、人前で歌うということは、同時に、とても気持ちの良いことでもあります。
あらかじめ、ライブは緊張してしまうのが当たり前、という心持ちでいれば少しは気が楽になるはずです。
練習と本番は当然同じものではありません。
ここで考えたいのは、練習は、ライブやレコーディングの為にやるということです。
本番で思い切り声を出す、表現するための「仕込み」がボイトレなのです。
練習は研究する気持ちを持って真面目にやるもので構わないのですが、それはステージやボーカルブースの中でよりよいパフォーマンスをする為に行なうものだということを常に意識したいものです。
練習でばっちり歌えることが、そのまま本番のクオリティを向上させることになるわけではないのです。
また、習うより慣れろ、という言葉もあります。
とにかく人前に出て歌うことでボーカリストとしての感性を磨いていくのも良い方法です。何事も、実践が大事ですね。
ボーカリストを目指す人は、練習だけでも本番だけでも駄目です。
その2つを上手くこなしていくことで、素晴らしい音楽生活が送れるのだと思います。
本番で歌うその内容が、そのボーカリストの本当の姿だと言えます。
練習時に体に仕込んだ技術を本番で何も考えずに発揮できたとしたら、その練習は成功ですね。
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