episode34
電子ピアノやギターアンプ、オーディオ機器などには音色を変化させるトーンコントロールの機能が付いていると思います。
同じ演奏内容でも、低い(高い)周波数を強調して音の明るさを調節できるという、アレですね。
これはEQ(イコライザー)と呼ばれ、特定の周波数帯域を足し引きすることで聴こえ方に変化を持たせる役割があります。
そして、人間もこのイコライザー機能を持っています。
体の形を変えることで、低い成分がしっかり鳴る発声をしたり、頭によく響くカン高い発声をすることができます。
観念的な解説では「お腹によく響くように音を集めて」「頭から抜けていくように」というような指導風景がよく見られます。
ボイストレーニングに通っている人の中には、そのようなアドバイスを先生から受けたことのある人もいるのではないでしょうか。
実際は、口の開き方、舌の位置、顔の表情、それら周辺の筋肉の力の入れ方(=硬さ)などで声が変化していきます。
つまり、楽器の形を変えることで音を変えるのです。
声は音です。空気の振動が耳に届くものです。
その振動を操る、という意識が持てればボーカリストとしての体作りを能率的に進めていくことができます。
しかし、体の形は人それぞれですから、「こうやればこのトーンになる」という方法はその人だけに通用する、その人だけのものになります。
あなたのイコライザーのスイッチはどこにあるのか、探してみましょう。
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